医院開業形態
 
                医院形態比較
 
                | 項 目 | 戸 建 | 借 地 | レント | ビル診 | リース診療所 | 
|---|---|---|---|---|---|
| 土 地 |  |  |  |  |  | 
| 建 物 |  |  |  (内装) |  (内装) |  | 
| 機器/什器 |  |  |  |  |  | 
| 運転資金 |  |  |  |  |  | 
◯必要 -不必要 ※契約にかかる保証金などは別途発生する場合があります。
戸建ては「ドクターズレントハウス」が増加
戸建開業は、テナント開業に比べて地域密着型の医療を行いやすく、デザインや設計面での自由度が高い反面、土地の購入・建築費と初期投資が大きくなるのがデメリットとされてきました。ただし、最近では、初期投資を軽減させる形での戸建開業も増えています。その代表例が新築貸借方式である「ドクターズレントハウス」です。これは土地のオーナー様に医院を新築していただき、土地・建物をまとめて賃借する方法です。初期投資が抑えられることが最大のメリットです。契約期間が10~20年といった長期にわたる点は注意が必要です。建物は借主の要望に沿って建てられるため、“使い回し”が難しい分、オーナー側は投資コストを安定的に回収するために長期契約を結ぼうとするケースが多いからです。
 
                 
                メディカルモールなど“集合型開業”も
一方、テナント開業については、戸建開業に比べ、初期投資が低く抑えられるものの、設計・デザイン面での自由度も低くなります。そのため物件選びの際には、ビルのデザイン性やテナントの広さ、設備状況を慎重に検討することが必要です。また、戸建てにしてもビルテナントにしても、単独での開業以外に、近年は“集合型開業”が話題を集めています。これは、多様な診療科目の医院が戦略的に1つのビルやエリアに集まって開業する形式のことです。エリア内での医療連帯や、患者様の利便性などによる集患効果を狙ったもので、郊外の駅前などに適しています。
開業の全体スケジュール
 
                開業の決意を固めたら、まずご自分が独立してどのようなスタイルで医療を行いたいのか、医療方針や開業形態を決めましょう。診療科目や診療内容などは、機器設備やスタッフの人数といった投資規模に密接に関わってきますので、早い段階で具体化することが重要です。実際開業に至るまでには様々な準備作業があり、案外月日を要するものです(下表参照)。開業の季節的なタイミングも考慮して、いつ開業したいのかを決定し、開業日に向けて余裕を持ったスケジュールを作成することをおすすめします。
 
                     
                     
                     
                     
                    成功する診療所のポイント
成功する診療所の為に「立地選定」「物件選定」は大変重要です。
                        ここでは、「立地選定」「物件選定」を行う際のポイントをご紹介します。
 
                                立地選定
開業候補エリアの選定には様々な要素を複合的に検討する必要があります。
                                        開業場所の選定が、新規開業が成功するか否かの重要なポイントになります。
                                        「診療圏調査」による客観的な判断をお勧めします。
立地選定の主なポイント
 
- ご自宅、ご実家近く:周辺エリアのことをわかっている
 
- 勤務先の病院の周辺:担当している患者様を継続して診療できる可能性がある
 
- 集客施設はあるか:スーパーマーケット、ショッピングモール、小中学校など
 
- 街を分断する要素はないか:河川、鉄道、バイパス(大きな通り)など
 
- 競合医院の実態:場所や数は当然だが、競合の院長の年齢なども調べる
 
- 標榜科の指示人口はあるか:人口数だけでなく人口構成比を見る
診療圏調査の重要性
 
- いまは、開業すれば患者がすぐに集まるという時代ではありません。
 市場のニーズを把握してうまくアピールする必要があります。
 
- 開業の際には必ずマーケットリサーチ(診療圏調査)を行い、
 市場性を確認する必要があります。
 
- 開業直後の来院患者の増え方、経営の立ちあがり方は、
 確実に立地条件を反映しますので、診療圏調査においては、
 まず以下の情報をつかむことが重要です。
 患者が来院する可能性が高いか 患者が来院する可能性が高いか
 日当たりの推定患者数 日当たりの推定患者数
 競合医療機関の有無とその現状 競合医療機関の有無とその現状
 
                            物件選定
限られたスペースを最大限有効に活用するために、ベースとなる物件の選定には
十分な検討が必要です。
                                    ここでは、戸建医院の場合、ビル内診療所の場合に分けて、
                                    開業物件選定のためのポイントを掲載します。
1戸建医院の場合
 
- 敷地の法的規制の確認
 (建ぺい率、容積率、北側斜線、道路斜線、調整区域等)
 
- バリアフリー新法
 (福祉のまちづくり条例)
 
- 駐車場が確保できるか?
 
- 戸建医院借地の契約年数は何年間結べるか?
 (事業用、一般定期借地)
 
                            2ビル内診療所の場合
 
- テナントスペースが駐車場等で申請された違法スペースでないこと
 
-  電気、給排水、空調換気などビルの設備仕様が
 医院として利用可能か
 
- X線装置設置・排水のための天井高が確保できるか
 
- CTやMRIなどの大型医療機器を設置する場合、
 搬入可能な出入口はあるか?
 
- ビルまたは近隣に駐車場、駐輪場を確保できるか?
 
- テナントビルへの看板設置は可能か?
 
                            三井ホームグループは様々な医院開業を
                    総合的にサポートします。
                立地・物件の選定から、患者様に選ばれるスペースデザインまで、ドクターには専門家のサポートが必要です。
                    三井ホームグループは、5,000件を超える医院建築実績から蓄積されたノウハウと確かな技術力をもとに
                    各分野のプロが医院開業を総合的にサポート。
                    「戸建医院」「ドクターズレントハウス」「ビル内診療所」「事業継承」など、様々な開業のかたちをサポートします。







 
                         
                         
                         
                         
                         
                         
                         
                         
                         
                         
                         
             
                







 
                 
                 
                 
                 
                